「まったく登場人物には共感できないけど、最後まで面白く見れてしまう不思議な魅力を持つ、とても好きな監督」と友達イチオシの深田晃司監督。最新作を一緒に見てきました。
登場人物はすべて「普通」の人たち。わたしの思う普通って、自分の大切なテリトリーに異物が入ってきた瞬間に不快感をあらわし、そしてそれを直後に悔いる善良さをもつ人のこと。そして、保身のためにその人にとっての方便をつく人。
地方都市のお役所という「いかにも日本的な場所」を舞台にしてるが、コミュニティがもたらす村八分的な排他ではなく、人間誰もが持つ反射的な感情だと繰り返し描いているように見える。だからそこまで不快にならないのではないだろうか
たしかに登場人物全てにビタイチ共感できないし、ラストシーンから二人がどうなるかも正直どうでもいい笑
でも、おもしろく最後まで見ることができた。
分かりあうことと愛することは違うと書いているレビューになるほどと思いながらも、この二人はこれから分かりあい愛しあうことはできるのだろうか、というかそれって必要なのだろうか？と考えたりして、あれ、結局この二人どうでもいいって言いながら気になってるんですね笑
しっかし、こんな狭いコミュニティでよくこんなふるまい出来るな！二郎！自分には無理だ〜と関係性が露わになるにつれ、床をゴロゴロ転がりました(わたしの気持ちが
