あまり前情報を入れずに鑑賞
え！！
あまりのことにびっくりしすぎて声が出た
垣間見えていた
幸せの中の小さな綻び
ごまかせていたはずのものが
もうごまかせなくなってしまう
そんなことか起こったら
もう大丈夫だって
胸を張って言えなくなっちゃう
余裕がなくなった時の人の残酷さ
でもそれも責められない
言いたいことが言えないってことは
単純によくあることだけど
場合によっては
嘘をつくことともイコールになってしまう
嘘をつきたいわけじゃかったとしても
結果的にそれは嘘になってしまう
それは
自分のための嘘なのか
誰かのための嘘なのか
それは
愛なのか
自己肯定感を求めているだけなのか
人は誰かといても孤独だ
誰かといる時の方が
より強く孤独を感じることがあるのも事実だ
誰のことも責められない
正解も間違いもない
いつから目を合わせてないのか
言われてドキッとした
同じ方向を向いて一緒に歩いていたはずなのに
どこから
いつから
変わってしまったのか
変わってしまったものを取り戻せるのか
ラストシーンから終映後
静かに涙が流れ続けた
人生は長くもないけど
笑ってばかりいられるほど短くもないのだな
そして
悲しんでばかりいるほど短くもないのだ
しっかし
矢野顕子さんの透き通る声に
浄化される思いがした
あの声に泣かされたのかもしれない
