Yuta

かがみの孤城のYutaのレビュー・感想・評価

かがみの孤城(2022年製作の映画)
4.1
『俺たちもしかして助け合えるんじゃないのかな?』
『こころちゃんは、毎日闘っているでしょう?』

生きてくいうということは、そういう事だよねと分かっていても言語化出来ないことを再認識させてくれる。

でも、その当時は気付けないことも多い。後になってみればというか。こころちゃんと同じくその時は学校が全てだと思ってた。そんな世界は、狭くないのに。こころちゃんは、そんなに世界は狭くないことに気付けた訳だけど。

どうしたら、喜多嶋先生のような人間になれるのか。

それは、きっと他人の立場に立ってモノを考えられる想像力と痛みを知っているということなんだと思う。

ポップなイラスト、アニメ映画とは裏腹に伝えたいテーマは、本当に普遍的で重大なもの。

不登校がある種テーマであることも個人的に響いた。



超おすすめ。

敢えて指摘するならキャラクター各個人のストーリーが端折られてる気がする。もう少しフォーカスしてもよいなと。
原作を読んで無いのでそもそも原作にあるか分からないが、時間的にも精一杯だったとは思いつつもう少し描いて欲しかった。
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