すーすーすー

かがみの孤城のすーすーすーのレビュー・感想・評価

かがみの孤城(2022年製作の映画)
3.3
映画館にて鑑賞。

原作者辻村深月がホントに好きで、大人になってからの読書習慣を作ってくれたのが辻村深月でした。
というわけで、文庫化されている辻村作品は全て読んでいる1ファンとしては、正直期待値を超えてきませんでした。

ストーリーは原作の複雑で繊細な部分を良く言えば大胆に、悪く言えばバッサバッサと切り捨てているので、その部分で好みが分かれると思います。俺は好みではなかったですかね。そのカットを逆手に取って最後に皆の事情がわかるのは確かにありなのかもしれないけども。

でも、一番大事なのは今まさにこころ達と同じ様に悩んでいる子達が観て、「君は悪くない」って喜多嶋先生よろしく勇気を貰える作品って事を考えると、あえてさっぱり風味にして沢山の人に届く様に調理したのは良いことなのかもしれない。
もし、この映画を観て登場人物たちに共感したならば、ぜひ原作も読んでみて下さい。

最後に、この映画で一番好きだった、というか原作を超えてたと個人的に思ったのは、こころの家に真田が来たシーン、あれ映像で見るとメチャクチャ怖かったです。
マジで真田ァ!

12/29 追記
そういえばと忘れていた入場者特典を開けてみました。
。。。これはとても価値があるものだ!