2022

かがみの孤城の2022のネタバレレビュー・内容・結末

かがみの孤城(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

児童書原作の素直なアニメ映画で安心して小学生とかに観せられる出来だった(大人が期待値上げて観るものではなかった)
学校での「外し」のディテールが細かかったり、学校の人のこと考えたら息苦しくなる感じとか、保健室の重々しい空気感とか描写に力入れつつ、ファンタジーパートの満足度も十分で、特に音響の盛り上がりはすごかった
ただ、謎解き要素の仕掛け自体に驚きは無い(某国民的アニメ映画と被る)し、個人的には(「つまずき」に対する解像度が高い分)「回復」の描き方が早足というか、ファンタジー的な解決の仕方に予定調和感があってモヤっとした (性虐に対して「時間が解決する」「大人になろう」という回答に捉えらて仕方ない展開が嫌だったし、そもそも各々の問題を子ども同士の結び付きと未来への希望で乗り越えられるという姿勢は誠実と思えない、確実に存在する現実世界の悪意とどう向き合うかについて目を背けているように思ってしまった)
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