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かがみの孤城のjuriのレビュー・感想・評価

かがみの孤城(2022年製作の映画)
4.5
アニメは子ども向けであって欲しい。大人も楽しんでいいけど、やっぱり一番のターゲットは子どもであって欲しい。
そこのとこ、原作者もこの原作を選んだ監督もきちんとした大人だなあと思いましたね。それこそいま悩んでる青少年に刺さる作品でしょうこれ。

私は登校拒否の経験はないけど人と関わるの苦手で、それこそ映画を見てるときだけ現実逃避してかがみの孤城に逃げ込んでるようなものなんです。みんな心にあるよね、そういう場所が。

よかったのはキーパーソンがみんな女性だったことかな。フェミニズムとか難しいこと抜きに、自分と同じような境遇だと感情移入しやすいんですよ、シンプルにね。シスターフッド要素もところどころあり、男女の恋愛要素も下世話な感じではなくこころがポカポカする感じ(綾波レイ)。

こころちゃんのお母さん役、麻生久美子さんの声好きだなあ。「未来のミライ」でも麻生さんの演技だけは好感もてたもん。あと高山みなみはコナンっぽさが抑えられてるんだけど聞き慣れてるから安心できて良い。真実はいつもひとつ!

はつ、グランドシネマサンシャイン体験でした。
一番前のオットマンがある席さいこう!
ボロボロ泣いた。
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