みほ

かがみの孤城のみほのレビュー・感想・評価

かがみの孤城(2022年製作の映画)
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「馬鹿みたい、たかが学校のことなのにね」

それなんよ、本当にそれなんよ。
不登校だった時に、学校で待ってるからって言ってすごい大勢でクラスメイトが押しかけてきた時まじ勘弁してくれって思ったし、ほっといてくれって思ったのが久々に甦った。お腹痛くなるのも一緒。フリースクールみたいなのに週末通ってたのも一緒。
結局、学校って所詮ちいさい水槽でしかなくてその中で全部解決なんてないんよな。大概のこどもたちが学校か家かの世界しかないからその中で自分の居場所を確保したがるだけで。だから数字とか雰囲気とか言動で善し悪しを自分の尺度で決めてしまうだけで。
学校も家も世界のひとつであって、そこが全てではないし、それを全てにするような選択肢の狭さはあってはならないとは思った。学校に限らずだけど。

内容に関しては原作未読なのでちょっとハテナなところもあったけど、概ねさらえているのではないかなと初見でも理解出来た。ミステリーというよりかはヒューマンドラマ。
カットはあまり好みではないが、分かりやすくていいと思う。
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