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かがみの孤城のariのレビュー・感想・評価

かがみの孤城(2022年製作の映画)
4.0
小説を知らないと難しいといった意見はよくみるが、そこまで入り込めないほど難しい作品ではなかった。

設定や世界観もシンプルで劇中の説明だけでついていける。

要所要所で伏線をはっていて、最後には回収されていく感覚は、分かっていたけど楽しい。

ストーリーも高評価。
よくある成長ネタではあるものの、悩みや恐怖、周囲の変化、キャラクターたちの成長していく姿の描き方が丁寧で、すんなり感情移入ができた。

昔を思い出して胸を熱くしたり
今まさに同じような状況で救われたり
誰かしらの心に残る作品なんだろうなと感じた。

伝えたいであろうメッセージも、わかりやすく素敵な作成だったと思う。
ただ、小説を知っている人には物足りなさがあるよう。
是非、小説を読んでみたいと思えた作品。


また、物語が終わってからは「その後は、どうなったんだろう」と気になるくらい愛着の持てた作品でした。

(その後の映像は、2024年2月9日の金曜ロードショーで放送されたことを記念して、特別映像が1週間限定で公開されているとのこと)
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