原題“Windfall”は思いがけないことの意。富豪の邸宅に思いがけない形で強盗が侵入し、思いがけない出来事が連鎖していくシチュエーションスリラー。富を築いた鼻につく男をジェシー・プレモンスがさすがの風格で演じる。期待以上の面白さ。
〈ポイント〉
・主に強盗が侵入した屋敷が中心のシチュエーションが活きた作品
・細かな会話の積み重ねがラストの展開に見事繋がる快感
・強盗を前にしても余裕を崩さない富豪役のジェシー・プレモンスが上手い
〈雑感〉
少し体調を崩していたのもあり、レビューをサボってしまいました。
この映画観たのも4日前。いやはや時は早く過ぎ去っていきます。
Netflixのオリジナル作品。
脚本には主演のジェイソン・シーゲルも絡んでいるようですが、いい意味で緊張感がなく、それでいて先の展開が読めない面白いサスペンスでした。
ジェイソン・シーゲル演じる強盗は家主の留守中に豪邸に忍び込み、そして帰宅した夫婦を人質に取るんですね。
ここからの二転三転する出来事が面白いんですけど、第三者的視点の庭師が出てきたタイミングから一気に面白さが加速します。
完全に予想外な展開に不意をつかれてしまいましたが、それで満足させることなく、また一つと仕掛けを施していました。
夫婦の関係が強盗の介入により浮き彫りになっていき、結果的にどうなっていくか…ラストの展開には痺れましたねー。
あ、そう来るか!と。
美しいリリー・コリンズも眼福でございました。
〈キャスト〉
ノーバディ(ジェイソン・シーゲル)
妻(リリー・コリンズ)
CEO/夫(ジェシー・プレモンス)
庭師(オマー・レイバ)
※2022年新作映画50本目
※2022年自宅鑑賞60本目