タランティーノさんの犯罪群像劇のような軽快なお話にしたかったのか、北野映画のような破滅的な犯罪劇にしたかったのか…。
どちらにしても中途半端で空回り感が否めないですね…。
乾燥しきったような雰囲気の中で人が簡単に死んで行くけれど、ああそうですかって感じでこちらの感情は揺さぶられず…。
クソみたいな世界でも空は嘘みたいに青いみたいなラストもやりたい事は分かるんですがこのお話ではね…。
冒頭は良かったけれど、軽快な音楽が場面に合ってない事が多かった…。
豪華なキャストと邦画にしてはゴア描写を頑張っていたなというところしか誉めどころがなく、最近は重い映画ばっかり撮っていたから弟さんと一緒に仕事もして大森監督の息抜きかなという残念な作品でした。
