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シャイロックの子供たちのmakko814のレビュー・感想・評価

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)
3.9
知らなかったがテレビ朝日案件。

シャイロックとは、シェイクスピアの戯曲「ヴェニスの商人」に登場するユダヤ人の強欲な金貸し。冒頭に佐々木蔵之介夫婦がその劇を観劇するところで幕開け。

池井戸潤原作作品お約束の銀行が舞台の勧善懲悪映画。
阿部サダヲが少しコミカルな支店の課長代理を熱演。
いつもの俳優アップの顔芸に頼らず、「倍返し」など他作も意識した台詞や、お仕事映画であるだけでなく、サスペンス要素もあり、最後まで楽しめた。
阿部サダヲ以外のキャスティングも豪華で満足。
柄本明は、やはり普通のおじいさんではなかった 笑
あとは忍成修吾のインパクト凄かった。

ただ2年後のシーンは蛇足かな、と思った。

数ある池井戸作品の中でも少し毛色が違って好きだった。
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