【第34回アカデミー賞　外国語映画賞スペイン代表】
スペインのコメディ映画。カンヌ映画祭4度のコンペ出品、ゴヤ賞監督賞受賞など国内外で評価されてきたルイス・ガルシア・ベルランガ監督作品。アカデミー賞スペイン代表に選ばれたがノミネートは逃した。

勢いが凄すぎて何が何だか分からん。結局何の話だったんだこれは。社会風刺コメディなのかな？

一応中心にいるのは貧乏な暮らしをするプラシドという男。彼はお金を払わないとバイク？を差し押さえられてしまうため、色んな手段で期限までに払おうとする。しかし街は慈善事業の一環として芸能人たちが来てある種のパニック状態に…

芸能人をオークションの対象にして買ってもらい、そのお金を慈善事業にあてるという「どうなんだそれ」という事業内容。裕福な家庭では貧乏人をディナーに呼ばなければならないが、誰も彼も貧乏人を嫌っている。慈善という偽善行為を風刺しているのは分かる。

どうしてもお金を払い終わらない、というブニュエル的不条理コメディの系列と言えるかも。好きな人は好きなのかもだが、僕としては毒にも薬にもならないコメディだった。

• #第34回アカデミー賞

CANOA LATIN BEAT