絶対にわたしにお金を払わせてくれない年上の男友達を思い出した。対等でいたいので払いたいわたしとは違い、対等でないことが彼には居心地が良いのだろうと思う。でも、それは静かにわたしの何かを削られているような気持ちにもなる。
ゆりちゃんも、そんな気持ちが少しはあったのではなかろうか？
ゆりちゃんに対しては「もう少し違う言い方すればもめなかったのでは？」とも思うけど、相手を怒らせず、気持ちよくさせる言葉を投げ続けることにも疲れたし、本音をぶちまけることは一つの前進である気もする。
現実的に男女のパワーバランスがあるので、どうしても「お互い様」とは思えず、とある場面以降は呑気なファンタジーだった。
