このレビューはネタバレを含みます
泣いたよ…。
最初、腸が煮えくり返るくらい弟が憎たらしいんだけど、途中からすごいかわいく思えてくる…。そりゃあこいつも親死んで寄る辺ないもんな…。
にしても子どもを虐待しない親ってすごいですね。私なら5分に一回は殴ってます。
自分がつらい思いをしたからこそ、アンランには別の道を歩んでほしいというおばさんの心情の変化もすごく説得力あるもので、納得できた。シスターフッド映画として見てもよかったです。
おじさんも最初チャランポランのクズだと思ってたけど、ちゃんとアンランのこと考えてたのが伝わってきた。
弟、おばさん、おじさんと最初はよく思えてなかった人たちにも実は色々と人生や考えがあって、単純に白黒だけじゃない一つの人間の多面性が丁寧に描かれてた。
逆に最初はよさげだった彼氏もアンランが全く悪くないのに「謝りなよ」とか言ってきたり…。
自分が間違ったことしてないのに味方になってくれない彼氏なんていらんよな。
そう考えたら「いまからそいつを殴りにいこうか」って言ってくれるチャゲアスって偉大だわ。