すたどんまん

シスター 夏のわかれ道のすたどんまんのネタバレレビュー・内容・結末

シスター 夏のわかれ道(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

素晴らしい映画だった。
主人公はショートカットでボーイッシュ、Pink FloydのTシャツを着ている。みんな短期で冷静さを欠いているからしんどくなるけれど、登場人物それぞれに人間味がある。屈折した思いを抱いている主人公にも確かな愛がある。思わず泣いてしまう。
家父長制から逃れられなかったバッドエンドとするのはナンセンスだと思う。近代個人主義と家父長制の折り合いを探って、自分なりの選択をする、尊い迷いに溢れていた。
シスターという題は仕方がないが不完全で、我姐姐という原題がハマっている。中国語の勉強をやめて1年が経つが少し聞き取れて嬉しかった。主題歌は嫌いだった。