かぴばる

鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成のかぴばるのレビュー・感想・評価

3.5
 実写版鋼の錬金術師3部作の完結編。

 良い悪いではなく、よく頑張った、みんな頑張ってここまで来られた、完結おめでとうという思いがある。

 前作に引き続き、というか輪をかけての原作継ぎ接ぎ感はあったものの、それはもう原作の完成度が高いので致し方ない。無理にオリジナル展開を作るよりもはるかに良かったと思う。特に、ラストバトルが終わってからエンディングに向けての作りは丁寧で、見たいシーンがきちんと盛り込まれていた。

 なにぶん登場人物が多いので、二言三言喋って即退場のキャラ、一撃で死ぬホムンクルスなどツッコミどころは多いが(前作でもったいぶって出したキンブリーが登場しないのは本当に何故なのか)、そのごちゃごちゃ感も含めてよかったと思う。

 ところで、誰も言及していないので言ってみるのだけれど、ブリックス軍のバッカニア大尉、右腕がオートメイルなはずなのに途中洞窟のシーンで普通にランタン持ってませんでした?見間違いであってほしいが、もし持っていたとしてもご愛嬌でいっかなとは思う。