舞台挨拶付先行上映にて鑑賞。
舞台挨拶ゆえに座席を選べなかったので最前且つ最端列になってしまい、映画を観る環境としては過酷でしたので、もっと見やすい席で観たら満足度はもう少し上がったかもしれません。
(しかし近くで斎藤監督のお姿を拝見できたことについては大変満足度が高いです🙏)
夢のマイホームで起こる異変を描いており、ホラー&サスペンス的なストーリーですが、普段怖い作品をよく見がちな自分としてはそこまで怖さや手に汗握るシーン(良くも悪くも受け手に負荷がかかるシーン)はあまりなかったかなという印象です。(狭いのが苦手な方はちょっと辛いかもしれません)
物騒なシーンにも直接的なグロさはなかったのでグロ苦手的には助かりました。その代わり魚の内臓などで不気味さのバランスを上手く取られていた気がします。
「面白そうだけど怖いのとグロいの苦手なんだよね…」という方には観やすくて良いかもしれません🙆♀️
普段ならここに要らんラブシーン入るんやろなというところにエロ描写がなかったので、ラブシーンが苦手な自分としてはストレスがなくてとても良かったです!
これは自ら俳優をされている斎藤監督だからこそなのでしょうか?エロ描写がなくてもしっかりと不穏な状況がわかる描き方が凄く自分的には良かったです👏
監督は、自分が普段俳優をしていることで観る人に「俳優が撮った映画でしょ?」と、よけいなフィルターがかかってしまう部分もあるかもしれないと仰っていましたが、自らもお芝居をされる監督だからこそ、芝居を大切にされているのだろうなというのが、キャスティングのガチさからも伝わりました。ガチの上手な人しか出ていない!
特に窪塚洋介さんはこの人ほんとに凄いなと、(知ってたけど)またまた新しい一面を拝見して驚かされました。
怖さや不穏さを際立たせる演出がもう少しあれば良かったなとか、掘り下げて欲しかったキャラクターのここに至るまでの心理描写、犯人がちょっと早い段階で分かってしまったのでもう少しさりげない描き方だとより良かったなと思う部分もありますが、斎藤監督ならではの描き方の面白さもあったので、今後の監督業にも期待したいと思います!