このレビューはネタバレを含みます
物騒なキービジュアルに惹かれて、ミステリー/サスペンス系？と思って鑑賞しましたが、ガッツリ法廷もので、しかし真実も展開も読めないままスリルがあって面白かったです！
そのような意図があるかわかりませんが、
・ミステリー/サスペンスぽいキービジュ→違う
・ラブ展開始まりそう→始まらない
・犬がいる！死にそう！→死なない
・ラスト大どんでん返し来そう！→来ない
と、ことごとくセオリーを覆す展開になっているように感じて、そこが自分的にはこの作品の良さだと思い、好きでした。
安易に考えると、ラストは大どんでん返しで別の人が犯人とか、ママンがやってました！とかにした方が盛り上がるしそう作りたくなりそうだけど、そうしなかったところが凄いなと思ったし、真相ははっきりとはわからないけど、そのジャッジは作中の少ない物証から、観ている私たちの「心で判断」せよ、ということなんですかね。
証言台に立つ息子が賢くて立派で抱きしめたくなるし、口のうまい検事（？）が憎たらしいし、被告側弁護士さんはめちゃかっこよかった！笑
キャスト皆さんお芝居上手でしたが、中でも犬の演技力が半端なく、是非何らかの助演俳優賞受賞してほしいです🐶✨
（追記:あとからパンフレット見て、パルムドッグ賞を取ってたことを知りました🏆‼️）
