半紙に１滴落とした墨がじわじわ染み込み広がるような怖さ…大変悍ましゅう御座いました。芝居の巧い演者さん達がビシッと嵌っている。終盤の奈緒の行動だけ？を感じたので、原作読んで答え合わせします。蓮佛さんのラストへ向って壊れていく様、奈緒さんのええ人過ぎて逆に疑わしい様、愛すべき窪塚兄やん(←唯一の正義)、松角さんの気味の悪い顔面力、松角さんとどっこいぐらい気味の悪い真っ当な刑事の中島歩(←何一つ悪い事してへんよ！むしろええ人やで！)、美人さんやのにやつれたメイクが濃すぎてコント味があった里々佳さん、根岸さんの訳ありな母もさすが！そして窪田正孝…無関心·焦り·戸惑い·驚愕·後ろめたさ·居心地の悪さ·イラつき·恐怖·悲しみ·苦しみ·絶望(←これでも一部)匙加減も絶妙で、佇まいや表情だけで伝わって来る、ホンマに職人肌の誠実な役者さんやなと改めて思う。最後は齋藤工監督！今回舞台登壇で初めて御姿を拝ませて頂き鼻血ブーでした。ドキドキをありがとうございました！
