みゅうちょび

ハンターのみゅうちょびのレビュー・感想・評価

ハンター(2011年製作の映画)
3.1
過去観賞・下書き

ウィレム ・デフォーが銃を構える渋いポスターから、さぞかし渋いアクションものであろうと勘違いして鑑賞。

ウィレム ・デフォーが演じるのはタイトル通りの凄腕のハンター。軍事企業から、絶滅していると言われるタスマニアタイガーの内臓を持ち帰る仕事を請負うが次第にその実態を知ることに…

大自然と人間との共存は無理なのか。

環境保護を謳って森林伐採を反対する人々。森林伐採を生業にしている人々。人の生活を守るか、環境を守るか。全ては人間次第。

世界でたった1匹生き残ったタスマニアタイガーの命すら人間の好きにされてしまう。

地球上でたった1匹になった孤独なタスマニアタイガーは、自分の息が絶えるまで仲間と出会うこともなく孤独に生き続けるしかない。

ウィレム ・デフォー演じるハンターも独りで生きてきたような男だけれど、地球上の最後の1匹となった生物を生きて捕獲するのではなく、その内臓などを持ち帰ることが任務。当然彼が殺すことになる。そのことを考えると、これを引き受ける主人公は、無知であるのか単に冷酷であるのか…

本作では、彼の今に至った過去や、どういう人間なのかがあまり描かれていないこともあり、感情移入がし難い。

非常に残酷な結末の中にも一向の光が見えるけれど、そこには背負うには重過ぎる事実があって、同時に将来への不安も感じる。

主人公と宿の家族との心の繋がりもあまり深く感じることができなかったので、最後の主人公の行動が少し唐突に思えてしまった。

生活のため、私欲のため、大義のために、地球上の自然や命を奪うことを自分たちの特権のように思っている人間の愚かさとかを深く感じる作品だった。

ストーリーはとても面白かったけれど、なにか足りない…

ウィレム ・デフォルーはとてもカッコよかった!
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