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オンマ/呪縛のRUKAのレビュー・感想・評価

オンマ/呪縛(2022年製作の映画)
2.9
サンドラ・オー主演のホラー映画。
人里離れた場所で養蜂を営む母娘。
母ミシェルは幼い頃にオンマ(母)から受けた虐待のトラウマで電気に近づくことができない。
なのでスマホもパソコンも、とにかく電気を使う文明の利器は全てNG。
娘は学校にも行ってないし昼は養蜂やってるからまだいいとして、夜とかずっと何やってるんだろうこの2人って考えてた。
一生トランプとかボードゲームやってるのかな。電気ないから本も読めないし。

ある時故郷の韓国から親戚がオンマの遺灰を持ってやってくるところから物語が展開していく。
娘しかいなくて、娘と一心同体みたいに離れることができず、がんじがらめにしていたオンマ。
そして何よりも毛嫌いしていたオンマのように自分もなっていることに気づかない。
娘が家を出て大学に行きたいと言っても受け入れられない、というか言わせない。
この子離れできない自分とオンマがリンクしていくのは分かるしいいんだけど、もっと幼少期のオンマにやられた虐待の数々とかを見せないと、どれだけやばいやつかが伝わらなすぎた。
なんなら写真と少しの回想とポルターガイストだけだから、オンマがそこまで毒親に見えなかったし。
もっとハラハラさせてほしかった。

あと主人公も主人公ですべての行動が絶対それやらん方がいいでしょって事ばっかでやばい。
娘と向き合うにはまず自分がオンマとの確執を解いてトラウマを克服しないとじゃない!?
テキトーに遺灰ぶちまけるのやばかった。ちゃんと儀式やれ?
ホラーというより、普通にヒューマンドラマ。
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