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さかなのこのmainogaのネタバレレビュー・内容・結末

さかなのこ(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

かなり良かった
ちゃんとぶっ飛んでるのにちゃんと面白い
映画好きの人もそうでない人も、大人も子供もみんな楽しめる

父親がタコを地面に叩きつけるくだりとヤンキーの喧嘩のくだりは声出して笑った

あまりにいい人が多すぎて現実味がない感じもしたけど、さかなクンの目には世の中がそう映ってるんだろうな、と。

テーマに関係ないところは容赦なく切り捨ててるのも印象的だった。
部活のこととか専門学校のこととか母と2人で暮らすことになった理由とか、普通の映画だったら絶対描くような要素がたくさん省かれていているのも印象的だった。
(少しだけ気になりはしたけど)そのおかげで「好きを追い続ける」というテーマが浮き彫りになっているように感じた

なによりのんの演技が最高(のんを起用した監督はもっと最高)
なんであんなに瞳がキラキラしてるんだろう……
さかなクンの概念をかんぺきに演じていた。
「物語の主人公みてぇだよな」
本当にその通りだと思う。

お友達が家に転がり込んできたシーン、もしミー坊が男性だったら勝手に恋愛にこじつけてしまっていたと思う。(色鉛筆買って帰ってきたシーン、悲しかったな。。その辺の描き方もすごく素敵だった)

あと単純に絵がものすごく綺麗
勉強する狂犬との対比のシーンの、畳に寝っ転がる絵、よかったな

良い点があまりにも多すぎる
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