このレビューはネタバレを含みます
好きなものを好きで居続けることの尊さを伝えるお話であることは間違いないんだけど、ギョギョおじさんが居ることで「それだけで皆がうまくいくとは限らない」というメッセージも強く感じた。
「魚が嫌いだった」という終盤の衝撃の告白も、言い換えれば「ミー坊の子育ては大変だった」という意味でもあるわけで、掘り下げていけば離婚の原因はミー坊にあるのでは?とも考えられてしまう。
ヒールの存在しないハッピーでミラクルな作品でありながら、エンタメ性、メッセージ性が絶妙なバランスで成り立っている傑作。