ブラックユーモアホフマン

柳川のブラックユーモアホフマンのレビュー・感想・評価

柳川(2021年製作の映画)
3.7
また宿を起点に飲みに出かける話。
チャン・リュルそんなんばっかだ。

でも川のある風景は豊かだし池松壮亮はチャン・リュルの世界に馴染んでたし良かった。

何かに作風が似てるなと思っているのだけど何だろう。もちろんホン・サンスとかに通ずる部分もあるんだけど、それは日本人から見たこんな感じの韓国映画っていう距離感で見てるだけだろうからあんまり意味ない気がして。
『コロンバス』や『アフター・ヤン』のコゴナダっぽい静かさかなとも思うけど内容はまた全然違うし。
ぱっと思いつたのは山本英監督の『小さな声で囁いて』という熱海を舞台にした日本の自主映画だったりもする。

【一番好きなシーン】
・競艇学校
・駆け出して行く池松壮亮
・川面に映る自転車
・お互いの言語が分からないからこそ曝け出せる二人の会話