MileNyang

セールス・ガールの考現学/セールス・ガールのMileNyangのレビュー・感想・評価

4.6
モンゴルの劇映画を観るのは正直言って初めて。
ウランバートルの町はこうなってるのか。
バスは走ってるのか。
アダルトショップまであるのか、というところまで驚き。
まるで初めて訪れる国を旅行した気分。

そしてモンゴル映画の細かなところでの心理的描写に驚き。
主演の女の子のメイクがシーンを追うごとに変わっていく。
部屋にある書きかけの絵の星空の描写が変わっていく。
どんどんきれいな女の子に変わっていくその様子でショップのオーナーから受ける影響を描いているところに感動した。

また主演の女の子がかわいいのに脱いでいる。
ちょうど性的なことに関心を持つ年ごろという設定なので自然なことだが、
やはり唐突にアダルトトーイを試してみたり男の子を誘ったりという正直誰もが経験したことのある秘密の思い出の描写だろう。

いい度胸の若手女優がいるという現実にこれからのモンゴル映画に期待が持てそう!
MileNyang

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