上海十月

不知火檢校の上海十月のレビュー・感想・評価

不知火檢校(1960年製作の映画)
4.4
悪〜い奴を生き生きと勝新が演じている。
座頭市前の作品で、勝新がようやく二枚目をあきらめて自身のキャラクターを作り出し始めた最初の作品。脚本も座頭市と同じく犬塚稔で自伝で座頭市が自分の創作であるとしてずっとブツブツ言う自伝だが「不知火検校」を観て思うのは、やっぱり犬塚稔が作り上げたと思いますね。とにかく貧乏過ぎて銭ゲバになる勝新が凄い。立ち回りがあるわけではないが、勝新の演技が生き生きしている。
上海十月

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