トムヤムくん

ロード・レノックスと秘密の城のトムヤムくんのレビュー・感想・評価

3.2
誰もレビューをしてなかったので、
少し長めにあらすじを書きます。

まずこの映画は、オーストラリアで放送された全13話のテレビシリーズを映画にしたもので、映画自体は三部構成になっている。本作はその1作目に当たる。

10歳のボビーとその友達のマーティンは、祖父のレノックス卿が住むヨーロッパのお城『黒バラ城』に遊びにやってきた。

そこではレノックス卿が密かに古代生物や絶滅危機の動物たちを、遺伝子操作で小さくして、絶滅から守ろうとしていた。そして、城にはその秘密を狙ったスパイや侵入者たちが後を絶たず、突如として城の守護神「光の騎士」まで現れる…。

小学生の頃にレンタル落ちでDVDを購入して以来の鑑賞。懐かしすぎる…。DVDのパッケージ裏に『ハリー・ポッター』『ロード・オブ・ザ・リング』に続くファンタジー・ムービーの最新作!と書かれているが、当たり前のように比べものにならない…笑

まあ安っぽいストーリーやCGも、1周回って愛嬌があるものの、今の時代から観るとそこそこ酷い。また、たびたび出てくる白フクロウが、まんまハリーポッターすぎるので、自ら劣化版になりにきてる感じも笑えた。

あらすじでも説明したように、劇中には何人もの侵入者が現れ、スーサイド・スクワッド並みに悪党たちが集まってくるのだが、それぞれみんな個性豊かで、主人公たちを食う勢いで活躍するのが個人的に好き。この映画の一番の魅力は、間違いなくこれだと思う。

まあ少なくとも子供の頃の自分はこの映画のトリコだったはずなので、少年心みたいなものを取り戻すのには丁度良かった。多少思い出補正の評価にはなってしまうけど、やっぱり自分はこの映画が好きだなあと改めて感じた。面白くはないけど。