トムヤムくんさんの映画レビュー・感想・評価

トムヤムくん

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トラップ(2024年製作の映画)

4.0

好き。連続殺人鬼の父親が溺愛する娘のためにライブ会場へ訪れるが、そこは彼を捕まえるための罠になっていた…という話。

基本的にただずる賢く警備を回避していくだけのシンプルな話で、設定もガバガバだし、終
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カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)

4.1

何年かぶりの再鑑賞。プロの盗聴屋が若い男女の会話を盗聴したことから始まるサスペンススリラー 。

『ゴッド・ファーザー』三部作や『地獄の黙示録』で知られる巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督作。第2
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

3.9

過去に虐待を受けていた女性が、新しく移り住んだ街で虐待されている少年と出会う話。町田その子による同名小説の映画化で、原作は2021年の本屋大賞受賞作としても知られる。

苦しい。重い。めちゃくちゃ胸糞
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ギャング・オブ・ニューヨーク(2001年製作の映画)

3.6

あれ?過去鑑賞済み。去年くらいにフィルマークス投稿した気がするんだけど、勝手に消えちゃったのかな。それかレビューし忘れ?あんまりはっきり覚えてるわけじゃないけど、ダニエル・デイ=ルイスがめちゃくちゃ良>>続きを読む

ソウルの春(2023年製作の映画)

3.5

大統領暗殺後の韓国で起きた粛軍クーデターを緊張感たっぷりに描いた政治劇。

難しい!けど面白い。漢字多いし、知らない単語ばかりだし、正直めっちゃウトウトしてたけど、反乱軍と鎮圧軍の攻防という分かり易い
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折紙(2024年製作の映画)

3.4

学生映画の最高峰とされる「学生アカデミー賞」のアニメーション部門で銀賞を受賞した作品。本賞を日本人が受賞するは初めてのことらしい。おめでとうございます!

テレビでちらっと紹介されていたのを見ただけだ
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.3

1979年、韓国で実際に起こった朴正煕大統領暗殺事件を基にした映画。KCIAとは、主人公が所属している「韓国中央情報部」の略称。

明日から地元でもようやく『ソウルの春』が公開されるので、その前日譚(
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夢追いウサギ(2020年製作の映画)

3.7

ソウルフル・ワールドとの同時上映で見たやつ。めちゃくちゃ健気で可愛いし癒される。

ペナルティループ(2024年製作の映画)

3.4

恋人を殺した男を何度でも殺すことができるプログラム「ペナルティループ」に同意した男の話。

あらすじだけ読むと逆ハッピー・デス・デイだよね。向こうは死に方に色んなバリエーションがあったからこっちも期待
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超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.5

昔テレビでやってたのを見たことがあったけど、全然覚えてなかったから久々に見返した。本来一週間以上かかる参勤交代を、5日以内にしなければならないという作品。数多ある時代劇の中で、参勤交代に注目するアイデ>>続きを読む

一枚のハガキ(2010年製作の映画)

3.8

太平洋戦争で夫を立て続けに二人亡くした未亡人と、戦死したと思われ妻に捨てられた男の話。

当時98歳だった新藤兼人の遺作。キネマ旬報ベストテン1位、毎日映画コンクール、山路ふみ子映画賞、日刊スポーツ映
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大鹿村騒動記(2011年製作の映画)

4.2

長野県大鹿村を舞台に、300年以上も続く大鹿歌舞伎の公演5日前から起きる様々なトラブルを描いた群像劇コメディ。

ある日、駆け落ちした妻と幼馴染が村に帰ってきて、夫に「彼女はアルツハイマーを患っている
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破墓/パミョ(2022年製作の映画)

3.6

なんじゃこりゃ!とある富豪の依頼で先祖の墓を掘り起こしてみたら、そこに驚くべき秘密が隠されていた…という話。

可愛らしいタイトルとは裏腹に、ちゃんと憎悪に満ちていて気持ち悪い。『哭声/コクソン』のよ
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ソウX(2023年製作の映画)

3.8

前半のジグソウ闘病パートがつまらなすぎてどうなる事かと思ったけど、ゲームが始まってからの巻き返しが凄かった。過去一痛々しくて直視できなかった。普通に両手で目隠しながら観てた。

参加者はクズであればあ
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パピヨン(1973年製作の映画)

3.9

Blu-rayを安くゲット出来たので鑑賞。

胸に蝶の刺青をしていることから「パピヨン」と呼ばれる男が、無実の罪で南米ギニアの監獄に収監させられ、脱獄を試みる話。

アンリ・シャリエールの自伝小説の映
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カリスマ(1999年製作の映画)

3.7

犯人と人質の両方を死なせてしまった刑事が、たまたまある森の中で「カリスマ」と呼ばれる木に出会う話。

相変わらず変な映画だったなあ。突然殺し合いが始まるところは最近公開された『Cloud クラウド』と
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未知との遭遇(1977年製作の映画)

-

お安くBlu-rayを買えたので久々に見返した。やっぱり面白い。評価と感想はファイナル・カット版でしてるからここでは割愛。

キングダム(2019年製作の映画)

3.3

最新作『大将軍の帰還』がめちゃくちゃ評判良いから頑張って追ってみようかなぁと思ったけど、全然好きじゃなかった。そもそも原作の漫画もアニメ版も苦手で、単純にこの三国志の世界観が合わないんだと思う。でも人>>続きを読む

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.5

『2001年宇宙の旅』や『時計じかけのオレンジ』で知られる巨匠スタンリー・キューブリックの遺作にして、失敗作としても知られる作品。キューブリック本人はこれが最高傑作だと思っているらしい。

またトム・
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.2

微妙。アーサーがジョーカーとの二面性に揺れる姿や、信者が熱狂すればするほどカリスマ性が剥がれ落ちていく様は見ていて滑稽だったが、わざわざ続編を作ってまで描く内容でもなかった。ガガの存在も活かせれておら>>続きを読む

ワン・フロム・ザ・ハート(1982年製作の映画)

3.4

今日公開される『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の予告編で、本作のオマージュらしきシーンがあったので鑑賞。と言うか、ジョーカー2の撮影監督が直々に本作を参考にしたと明言しているので、間違いない。

ラス
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おみおくりの作法(2013年製作の映画)

3.5

孤独死してしまった人の遺族を探し、葬儀を行う仕事をしている男の話。阿部サダヲ主演の映画『アイ・アム・まきもと』のオリジナルとしても知られる。日本ではわずか1館での公開から始まり、最終的に100館を超え>>続きを読む

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.3

今日公開される『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の予告編で、本作のオマージュらしきシーンがあったので鑑賞。

今更説明するまでもない不朽の名作。2017年に米映画サイトThe Playlistが選出した
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その土曜日、7時58分(2007年製作の映画)

3.6

お金に困った兄弟が、強盗を雇って両親の経営する宝石店を襲わせるが、母親が撃たれてしまったことで、計画が思わぬ方向に向かっていく話。

本作は『十二人の怒れる男』や『狼たちの午後』『ネットワーク』で知ら
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.3

PMS(月経前症候群)で突然イライラしてしまう女性と、パニック障害で発作を起こしてしまう男性の話。

まずPMSやパニック障害を描いた映画って、あるにはあるけどそこまで多いわけじゃないから、「知る」と
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.9

最近やたら増えているタイムループものの、今回は2分で戻ってしまうバージョン。このアイデアが意外と良い。

2分で全てリセットされるから次から次へと展開が起きやすいし、みんなの意識は何度ループしてもその
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ビートルジュース(1988年製作の映画)

3.6

テレビでやってたから久々に鑑賞(フィルマークス記録してなかったの気付かなかった)。この映画、お母さんが大好きで子供の頃は定期的に観せられてたなあ。ユニバのショーのやつもよく連れて行かされてた。ビートル>>続きを読む

シービスケット(2003年製作の映画)

3.7

大恐慌時代のアメリカで活躍した足の曲がった競走馬シービスケットと、心に傷を負った三人の男たちの再起をかけた物語。

『カラー・オブ・ハート』や『ハンガーゲーム』のゲイリー・ロスが、自身で監督と製作、脚
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モーターサイクル・ダイアリーズ(2004年製作の映画)

3.5

キューバ革命を成功させたことで知られる指導者チェ・ゲバラの若き日を描いたロードムービー。思ったより地味で真面目なストーリーで、ロードムービーとしての面白さはそこまでない。ただ旅行の記録を観ているだけ、>>続きを読む

愛なのに(2021年製作の映画)

3.6

古本屋を営む多田は、ある日万引き犯の女子高生・岬を捕まえる。しかし、彼女は多田に一目惚れし、一途に求婚を迫っていく話。

なんかめっちゃ変な話だったなあ。ドロッドロなのに終始アホみたいで笑える。すぐ「
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グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

3.8

東ドイツへの愛国心が強い母が心臓発作で倒れ、昏睡状態になってしまう。彼女が眠っている間にベルリンの壁が崩壊し、東西ドイツが統一されてしまう。それから奇跡的に母は目を覚ますが、もし東ドイツが崩壊したこと>>続きを読む

シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.8

ジャーナリストたちが大統領取材のため内戦下のアメリカを横断する話。誰が敵で誰が味方か分からない中、彼女たちは銃の代わりにカメラを構え、次々に真実を撃ち抜いていく。A24史上最大の制作費も納得の臨場感で>>続きを読む

共喰い(2013年製作の映画)

2.9

性行為のときに女性に暴力を振るう性癖がある父親から生まれた主人公は、幼馴染との行為中に首を締めたくなる衝動に駆られてしまう…という話。

最近は特に「自分みたいな人間の遺伝子を子供に受け継がせたくない
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憐れみの3章(2024年製作の映画)

3.2

原題の「Kinds of kindness」は直訳すると「優しさの種類」という意味で、同じキャストが異なる物語で異なる優しさを演じる。 なんじゃこりゃあ。意味不明すぎる。ひとつも理解できずに終わった。>>続きを読む

白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

2.6

ジャズ大好きなおばあちゃんが「この映画面白そう」って言うからご飯食べながら見た。池松壮亮が一人二役をしていて、それが全くの別人なのか、それとも過去と未来の話なのか、もしくはパラレルワールドなのか、何も>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃(2016年製作の映画)

3.6

自分は毎日悪夢を見るタイプなので、なぜみんなが悪夢ごときで集団ヒステリーを起こすのか謎だったし、しんちゃんがなんであそこまで必死になってさきの味方をするのかも分からなかった。ダークな雰囲気は初期のクレ>>続きを読む