大学生の頃、ちょうど10年前に観たのを再度。
黒澤明のカラー作品は美しすぎる色合いでした。なんだろう、とってもいいアニメを観たような。これが「こんな夢を見た」だからなのか、映画作品であるからなのか、映像としてのリアルとは反対側の世界にいる色の美しさというか。
ショートショートの本作。1990年公開の映画。原発事故をテーマにした「赤富士」はもはや夢の世界ではなくなっていて目が覚める。
2006年ごろ、大学生の私がmixiに書いたレビュー。何にも成長していない。
↓
黒澤明監督の、
~こんな夢を見た~
短編映画集。
めっちゃおもしろい。
ホントにおもしろい。
黒澤明監督の独特の世界観。
特に
「第4話/トンネル」
での、戦争時代を生き残った監督が思う、
戦争への思い、
「第6話/赤富士」
での、現代生活環境に対する憂慮を、
美しい赤富士と対比して表現した、
2本がとてもおもしろかった。
日本映画の巨匠、とか言いながらも、
黒澤明について何も知らない僕ですが、
思いを映画作品に表現する、
という面では、僕らの世代でいうなら
宮崎駿や藤子・F・不二雄にも重なるところが
あるのかなぁとふと思いました。
深いコメントは書けないやー