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ぼくらのよあけのcのネタバレレビュー・内容・結末

ぼくらのよあけ(2022年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

完成披露試写会

2049年、人工知能が活躍している世界。今から27年後にナナコのような存在が開発されていたらと思うと、可愛くて癒されて便利で心躍りました。お留守番とかも一緒にしてもらえるならかなりの安心感。痴漢防止ブザーとかもあって周りに助けを求められたりと色んな機能が備わっていて凄い。

杉咲花さん演じる主人公の悠真がちゃんと少年の声に聴こえて違和感なく見続けられてとても良かった。

結構ドキッとさせられたところがいくつか。
口論になると手が出る描写があり、中でも屋上でドンと押したところ。子供は軽いから簡単に命を落とす可能性が高くてドキッとさせられた。
母は怪我したらどうするのと言っていたけれど姉が咄嗟に助けられなかったら怪我どころでは済まされなかったかもしれない。ここまでの描写があるならもっと命の大切さを伝えるセリフが欲しくなりました。
きっと子供に向けてトラウマにならないように死を連想させないよう配慮されているようにも感じました。
いじめの描写も同じく解決されていないのがもどかしい。SNSみたいなサブというものでも、いじめられるのならちゃんとなんらかの救いが欲しかった。
上映前に声優されていた方が親子で見ていただきたいと仰られていて楽しさやワクワクが先行する内容なのかな?と思ったけれど、それ以外にも色々と感じられました。現実は解決されない出来事も沢山あるのである意味現実的でもある。

取り壊される団地に簡単に出入り出来る描写にもドキッと。立入禁止の柵も簡単に動かせるんだとか、水道のあれこれも工具箱があれば、いじったり出来るんだ…とか子供にインプットされる描写が見ていて怖かった。こういう描写が気になってしまいました。


試写会での出来事
1番後ろのマスコミ席に座っていた男性が居眠りしてイビキを響き渡らせていたのが最悪でした。そこに座られたということは今回招待された人ではなく、マスコミの方か関係者だと思われますので、せっかく招待していただいた試写会なのにそちら側の方というのが残念でした。
もう気になって気になって内容が入って来ない。映画館で見る時の環境って大事だと思います。例えば後ろの人が前の座席に何度も足が当たるだけで前の座席の人は背中から振動が伝わり一気に現実に引き戻されて不快になる経験とか。同じように不快と感じました。
この映画制作に携わられた方々や演者さん達の大切な作品なのに残念です。

退場時も出口付近で関係者であろう男性陣が沢山話し込んでいたり、お互いに挨拶をしたりと混雑していました。このご時世まだまだ不安な人も多いはず。きっと挨拶まわり等があるのでしょうが、出口でしなくても良いのでは。
中々帰れなくて驚きました。映画館のスタッフさんは導線の注意等もされていなかったのでやっと抜け出せた時にはロビーは人も少なく広々とした空間でしたので、ちゃんと導線の注意喚起をしてほしかったです。色々と残念でした。
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