このレビューはネタバレを含みます
才能があるのかないのか、小説家として売れたいアンドリューが、かつて1本だけベストセラーを書いて以降断筆しそのまま亡くなった小説家の娘がガレージセールをやると聞き、アイディアノートや書きかけの文章などがないだろうかと向かうと、もう書く気がなかったんじゃない？と娘はそんなものはないと言う。
そこで見つけた謎の怪しい像に目を奪われ、購入して執筆するデスクの横に設置する。
その日から寝ている間に金縛りに遭うものの、とんでもない速度でアイディアが湧き傑作の予感がする小説を生み出し続ける。
友人の姪っ子がエージェントをしているらしく、途中まで書いた小説を送ると絶賛して続きを書いたらすぐに送って！と。
それからも不眠に悩み、医者にアドバイスを貰ってビタミンを飲んだりしながら執筆を続ける。
遂にある夜、感じていた気配を間近で見たアンドリューは、遂にそれが像を購入してから胸に出来た虫刺されの跡から蝶々の口のようなストローを刺し、自分から何かを吸い上げているのを目撃してしまう。
書き上げた小説はすぐに出版契約がまとまり、新人ながら億単位の契約金だと友人の姪は興奮して言う。
暗い雰囲気で爪をいじっていたアンドリューはそれがいとも簡単にパキリ、と剥がれたのを見て尚言う。
続編の話をしよう。
あ～、創作の代償に何かを差し出すやつか～と思ったんだけど、像が蝶々か蛾のクリーチャーみたいで、たまにポリポリ掻いてた胸の痣みたいなのがなんか吸われている跡だったとは…。
まぁ…でもそれだけの話なんだけど…何を吸われているんだろう？血…だけじゃあないような気がするんだけど…どうなんだろう、血って吸われすぎると爪剥がれるのかな…。爪が剥がれた事がないので、剥がした時に糸を引いた感じがするのかどうか分からんけど…。
[ ナウシカ ]で言う腐海の毒に侵されて菌糸が張った木みたいなネバネバ感があったのが気になるなあ。
