ちぬちぃぬ

君たちはまだ長いトンネルの中のちぬちぃぬのレビュー・感想・評価

3.7
始まってしばらく。。。アベノミクスについて学校の授業が始まった時には
主人公の高橋さんが言ってる事がまんまMMTだなぁと思った
でも"MMT"という単語を直ぐには使わないのは導入だったんですね
その後クラスメイトの男子が自分なりに勉強してきて彼の口から"MMT"が出てくる事が大事だったと思われました

この作品からは現在の日本経済について市民みんなで考えられたらいいのに!って言う気持ちは凄く伝わってきましたよ
作品の中でも台詞としてありましたが「多数派になれば変えられる」っていう考えを広めたいのも理解できます

何かモノを購入する時にもどうしてこの値段なのか考えてみる
そんな場面で始まるこの映画
考えるのが当たり前なのに学校でもちゃんと教えてくれない経済の仕組み
むしろ考えさせない節があるかも?

まず初歩的な経済学や政治の仕組み
高校生が(受験勉強ではなく)学びたくて学ぶ姿勢や
若い議員が上からの圧力に屈さず意見する
なんて理想的な展開なんだろうか

沢山の人が支え協力してるし、クラファンにも出資していて、(政党名は伏せますが)新撰組ぽい名前の政党支持の方も賛同されてるかも…

私個人的にはMMT信者ではないつもりですが全く一理あるとは思いますし
権力者が好き勝手して市民が辛い思いしまくる理不尽はやっぱり嫌やなぁと思うので
こういった作品を創る気概は大したものだと痛感致します