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線は、僕を描くのFのレビュー・感想・評価

線は、僕を描く(2022年製作の映画)
3.8
清原果耶が出る映画は公開初日に観ると決めてるから初日にしっかりと観てきた。なぜなら清原果耶だから

ストーリー的にはまぁそうだよねっていう展開が続くけど、観た後の充実感が凄い。2時間淡々と静かに進む中で、知らなかった水墨画の世界の奥深さの片鱗を見せつけられるし、静かなるアツさってやっぱりいいなって思える。何もないところから筆1本で生み出す世界観本当に凄かった。何より描いてるシーンも、実際に完成した作品もちゃんと強くて説得力がすごい。


映像と音楽の質がめちゃめちゃ高いなって随所から感じられて好き。特に描き始める時に流れるあの音楽がとても良くて、筆の躍動感とか疾走感が増してた気がして素晴らしかった。一瞬の静寂からそういうのやられると脳死で素晴らしいねってなるからずるい。こういう勝敗がつかない世界でアツい気持ちにさせるのって難しいけど圧勝してた


キャストも本当に全員強い。
清原果耶は言わずもがなとてもいい、まず声が好き。まだ20歳なんですか…ってなる。最初全然心開いてくれないのに、徐々に打ち解けて素直になるあの感じめちゃめちゃいいし、驚いた時とか褒められた時の表情が良すぎて良すぎる、そういう演技やっぱり世界一1番上手い。本当にいい。
横浜流星顔がいいからどの映画でもドアップで抜かれがちだけど、本当に顔がいいですねってなる。最近どの映画にもいる気がするけど、何だかんだ1番いろんな役やってて、ちゃんとそれに見えるの本当に凄いと思う。河合優実は相変わらず河合優実だし、いい映画には必ず河合優実がいる。

丁寧にちゃんと作られてる感じがしたし、いろんなとこへのリスペクトが感じられ作品でとても良かった。エンドロールもオシャレで好き。あと、10月上旬無限リピートソング、くびったけを映画館の大音量で聴けたの嬉しい。映画館で聴くベースの大音量音楽抗えない


江口洋介、役も所作もかっこ良すぎて大優勝
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