うーん、これは悪い方のリーアム・ニーソン映画だった…。
リーアム演じるアルツハイマーの殺し屋と、ガイ・ピアース演じるFBI捜査官の本来ならダブル主役になりそうな、ダブル主役「風」の映画。
「風」なのは形だけだから。あくまでリーアム映画です。
リーアムはアルツハイマーのせいで記憶が飛んでしまうことがあり、大事なことは腕にメモしている…ん?体にメモ⇒メメント⇒ガイ・ピアース💡繋がった😯!?
まあそんな冗談を信じたくなるほどガイ・ピアースは登場シーンの割に活躍せず、常に後手後手で傍観してるだけになってしまっているのが残念。
この手の映画だったら、敵対してた殺し屋と捜査官が互いに得た情報を渡して事件を解決させるとか、あくまで捜査官は殺し屋を追ってるがその流れで真犯人に行き着き事件解決に繋がるとか、期せずして間接的バディになるのがこの手の映画の魅力でしょうに。
この映画は最初からリーアムはほとんどの情報を持ってしまっているうえに、アルツハイマーが進行しているので悠長に捕まえて裁判にかけたりせずに殺す気満々なので、捜査官の助けはいらない状態。
そもそもこのアルツハイマー設定がほとんど活かされていないのも残念。
この解決方法だったらもっとアクションに振り切って欲しい。リーアムも年齢的に辛いところはあるだろうけど、そこはスタントでカバーしてアクション映画の荒唐無稽さを貫くのもありだと思います。