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“それ”がいる森のizuのレビュー・感想・評価

“それ”がいる森(2022年製作の映画)
4.2
(ある意味)天才にしか作れない紛れもない傑作。

家の都合で東京から田舎町までやってきておれんぢ農家をやっている田中純一(相葉くん)。なんと息子の一也がそこにやってきて、再び共に暮らすことに。学校で馴染めるかどうか、不安だったものの、一也は裕志くんという素晴らしい子と友達になり、近くの天源森にある秘密基地へ向かう。だが、その森には’’それ’’がいた...

意地でもネタバレを踏むまいと、’’それ’’の正体を一ミリも知らずに観るぞと思い鑑賞まで一切のネタバレを踏まずに見事鑑賞。

いやいやいやいや、めちゃくちゃ面白いじゃないですか。

ホラーを期待していた人からすると確かにブチギレ案件かもしれませんが私は「あぁ~そういうw」というくらいのノリですんなりと受け入れられましたよ。これも常日頃から【闇】を踏んでいるおかげですかね。ありがとう富士五湖奇譚 呻母村、ありがとうDark Web:The Mystery Box。

まぁこれは絶対的に「それ」の正体を踏まない方が楽しめるのは確定で、「それ」がどれだけうんちかを確認しに観るような作品ではありますが「それ」以外にも「それはないだろ」と言える要素が有り得ないくらい豊富でして...

演技は大前提として、「それ」の見た目、展開、絶妙なテンポの悪さ、終わり方。どれを取っても最高。

この評価も大真面目ですし、よくこんな話・展開を作れるな~とシンプルに関心したくらいには好きでした。
お金入ったらわりと真面目にBluray買ってもいい。最近の邦画の中だとめちゃくちゃ面白かった。

でももう観たくない、観なくていい。噛んでも味は出ない一発屋タイプ。

視聴 2024年2月10日
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