1番売れたミステリーって言われたからどんなトリックかと楽しみにしてたけど、どちらかというと人間ドラマメイン。誰も悪くないけど、好みではないかなってのが1番の感想。宣伝の仕方はやっぱり大事。本めちゃ売れてるらしいけど、このタイプの小説絶対途中離脱しちゃいそう。
ただ、映像だからこそ活きるものも確実にあって、あたかも自分も湿地にいるかのようなじめっとした空気感とどこか異世界のあの感じは好き。生きづらい社会と、かっこいい弁護士、裁判シーンメインは黒い司法を思い出したけどやっぱり面白い。結構シリアスなシーンで後ろの人がめちゃめちゃ笑ってたけど、とても分かってしまって悔しい。
どんでん返しって言うから雑貨店のおじさん絶対犯人だろって思ったけど違いました。あの優しそうな人が豹変するの観たくてずっと楽しみにしてたのに… 疑ってごめんなさい。冷静に考えると誰も嘘をついてなくて凄いし、ある意味人は見たいものを見て信じたいものを信じるって事なんだと思った。