原作は未読だが、恐らく原作は凄く良く出来た小説なんだと思う。
原作の面白さや伝えたかったメッセージなんかは、ある程度推察したうえで感じとることができた。
では一本の映画作品としてはどうか?
残念ながら良く出来ているとはお世辞にも言えない。何一つ上手くいっているポイントが無いんじゃないかと思う。
おそらく原作が持っているであろう素晴らしさを映画に落とし込めてないような気がする。
言いたいことは色々あるが、1人の女性の半生を描く人間ドラマとしても、ミステリーとしても、非常に中途半端な作りだったのが残念。