トム

ザリガニの鳴くところのトムのレビュー・感想・評価

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
3.9
●あらすじ
1969年アメリカの湿地帯で、
青年の変死体が発見された。

殺人の容疑で勾留されたのは
「湿地の娘」と知られるカイア。

カイアは弁護士のトムに、
自らの壮絶な過去を語り出す。

●感想
法廷シーンと過去の回想メインの映画。
意外とミステリーやサスペンス色は低いかな。

湿地帯で幼い頃から生き抜いてきたカイアの強さ、その反面、生物や自然を愛する心の綺麗さが描写されており惹かれる。

ティトの気持ちはめっちゃ分かる。海外のサイト調べたら同じ性格タイプだった 笑

いくら好きでも、自分のキャリアや環境を完全に犠牲にするのは難しいよねぇ...。

印象的なシーンは、
「昆虫は道徳心を持っていない」に対して、
「自然に善悪はないのかも」
「生きるための知恵よ。懸命なの。」といったカイアのセリフ。

確かに倫理観など持つ余裕がない自然界で、善悪という感情はない。虫たちは懸命に生きている。

ラストは感動するし、
ハッとさせられる終わり方で好き◎
トム

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