ミステリーでもサスペンスでもロマンスでもない視点で観ました。ただただ美しい。湿地の娘のカイヤの「自然に善悪はないのかも、すべてが生きるため」という言葉が響きました。ロマンスと言えば少しそういうシーンが多く見えたしサスペンスと言えばそこまで不安や緊張は無いし、ミステリーと言えば色々と謎が残ったまま、裁判の後でお腹をさするシーンや実際はカイヤが…という最後の方で分かったり、色々突っ込みどころはあります。それを踏まえた上で幼少期から死するまでを描いたこの作品に対する感想はとても綺麗で観終わった後の余韻が凄い。良い作品に出会えて良かったです。