1960年代ノースカロライナ州
の湿地帯で発見された1人の男性
の変死体。
長い間1人きりで湿地で暮らして
いる少女が容疑者として逮捕され、
裁判が始まり、
街の人たちから疎まれ蔑まされて
いる彼女の謎に包まれた生い立ち
が次第に明らかになっていく。
彼女はなぜ湿地帯で生活を続ける
のか、男性の死は事件なのか事故
だったのか。
湿地帯の風景や動物たちの営みの
美しさと彼女を見下す人々の醜さ
との対比も印象的でした。
主に彼女の視点から描かれている
物語でしたが、周りの人々の視点
からも観ることができたなら、
大きく物語の印象が変わるように
思いこの映画のもつ奥深さのよう
なものを感じました。
全編静かなトーンで流れていく中
でも、湿地帯やそこで育った彼女
の力強さは際立っておりました。