「目の前で起こった出来事に対して白黒つけやすい世の中で、倫理観や道徳観に反すると言いたくなる。
だけどそれはあくまで誰かから教わった常識という物差しで計ったものであって、実はその背景には壮大な物語と歴史があってそうなってしまっている。
それは個人的なものから、僕たちが目を覆いたくなるような歴史的な事実から諸々含めて全てにおいて理由がある。
大切なのはそれが悪かったとか、ダメだったとかだけではなく、もっともっと視点を変えて物事を見る特権が僕らにはあるよということ。」
主題歌「さもありなん」を歌う森山直太朗さんがこんなことを言っていました。
映画を観てまさにその通りだと思いました。
理解できない事、人を真っ向から否定するのではなく
その人の物語、理由にもう少しだけ想像力を働かせてみたい。
みんなが優しい気持ちで生きていける世界になって欲しいと心から思いました。
この映画は親が居る人、もう居ない人、全ての人に観て、感じて欲しいです。
俳優さん達については皆さんがおっしゃる通り、素晴らしいの一言です。
松山ケンイチさんと柄本明さんのやり取り、本当に泣けました。
映画館に居た人、みんな泣いてたと思います。
