現代日本においてとても意味のある作品だと思います。
「老後介護問題の提起」
予告などから、あらかじめ本筋がわかっているので物語の起伏はそこまでないです。
けれども現実問題として向き合わなければならないし、この手の問題に正解がないことを様々な立場(斯波や大友検事だけでなく、(被害)遺族や椎名検事など)の状況や考えを描くことで表現しており、多くの人に当事者意識を抱かせる内容でした。
映像表現として”反射”が用いられていたのが印象的でしたが、ちょっと多用されていて安っぽくも感じました。
現状、次の日本アカデミー賞 有力候補な気がします(あくまで個人的予想)。