途中までよかったけど終わり方というかまとめ方があんまり好みではなかったかな
検事さんは都合がいいタイミングで自分の罪を告白できる相手が現れてつくづく恵まれてる人だなと思った。
お母さんも保険のセールスだけで子どもが検事を目指せるような環境で育てられるのもすごいし、その上自分の老後用にあんな老人ホームに入れるほど貯蓄できるってとんでもない努力もあるけど、やっぱり恵まれてる側の人間なんじゃないかなって思った。
人が人を殺すのは悪で、国が人を殺すのは正義なんて戦争の理論って言葉が印象的だった。
裁判中の僕も正義、あなたも正義、あなたの正義で私を救ってくださいって言葉が本当に戦争的思考を感じて恐ろしかった。
立場によって正義はひっくり返るし一概に悪だと決めつけることができないのが怖い。