酸化

クリーチャーズ/宇宙から来た食人族の酸化のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

低予算B級ホラー映画が見たいときにおすすめです!最高!(普通にお金が掛かっている映画が見たい方にはまったくおすすめできません。)

低予算ならではのスプラッタシーンが物陰に隠れがち、安っぽいCG、尺稼ぎのようなぐだぐたな人間模様など、低予算B級ホラー映画に求めている要素がたくさんあって個人的にはとても好きです。









以下は頭を使っていない感想です。

バスの中での会話が知性がなさすぎて、「死亡フラグをめちゃくちゃ立てるな〜」と思っていたところ、序盤から半分くらいのメンバーが脱落して楽しかったです。
ゾンビ化して復活するため再開はできますが、意外とゾンビ化した敵がタフで何度も会えるのも好きです。

切断された腕を武器にしてさらにバスまで持っていくのが、アイテム扱いで面白かったです。

序盤から普通にエイリアンを殴る上、ゾンビ化した相手を殴る蹴ると容赦がなく、登場人物全員のバイタリティがすごいです。アカネ以外は暴力と縁遠く暮らしていた一般人のはずですが、あまり躊躇なく戦います。
最後まで全員戦うのもすごいです。

普通のホラー映画だと一人は怖くて戦えない人物がいるのに、助けを求めて立ち寄った民家(教会?)で暴力を使って入ろうとするのが怖すぎて何が怖いのか一瞬忘れました。

偶然なぜか元軍人がいるうえ、いい感じの回想などあって楽しかったです。低予算の割にしっかり雰囲気は出ていますが、特に伏線ではないところも含めて...

自転車で来た若者たちが普通に全滅し、「倒されるためだけに出てきたのか...」と思っていたら、後で主人公たちの足として自転車とキックボードが使われており伏線回収!(?)と笑いました。
キックボードを使う人が自転車に乗っている人たちに「止まれよ!」と的確な突っ込みをするところも好きです。

マンピーかわいいな〜!と中盤から思えてよかったです。
おそらくマンピーは人形で人が直に動かしているためか、CGよりも動きが本当にかわいくて最高です。

二階にいた二人がハリネズミとシャベルで倒されている場面はスプラッタ要素と謎が多く、個人的に好きな場面です。

煙突から潜入したエイリアンがあっさり潰されていてかわいそうでした。

ロジャー、何を考えているのか一切分からなくてよかったです。急に酒を飲むし、何なんだ...本当に。

エイリアンとゾンビが車に乗って音楽を三曲くらい聞く場面が、音楽PVと思えるほど尺がありましたが、特に最後まで回収されなかったため本当に謎です。

アカネの刀捌きが相当きれいでアクションもよかったのですが、何で趣味で拳銃や刀を集めている人と出会う都合のいい展開が気になるところもB級感があり好きです。

ロジャーが時計を盗んでいるくせに先生が泣いているのが優しい...となりました。

クリスマスにハロウィンの仮装をする理由が最後まで分からなかったのもよかったです。

恋愛フラグを立てなかったのに亡くなった方がいてかわいそうでした。
そこは生き残ってほしかったです。

マンピーのことを武器だと思っていたアカネが最後の最後であっさり考えを改めるのが逆に裏がありそうで怖かったです。

エンドクレジット後にロジャーが生きており、何でこいつが?!になりました。
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