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恋する惑星 4Kレストア版のパパピのレビュー・感想・評価

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)
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前半、期限が切れたらすぐ捨てる、資本主義の残酷さを、返還直前の香港を舞台に描いてるってとこが面白い。
でも残酷でありながらも、そこには自由があって、登場人物が思うままに悲しんだりジョギングしたり眠ったりしてて、ポップだけど考えさせられる。

後半は、部屋の中身がミラクルチェンジしてるのにも気づかんぐらい感傷にひたひたで自世界に入ってる警察官が、最後に外に興味を持つところが良いなと思った。
すれ違いもあったけど、最後に警察官にきっかけを与えたのは女の子。
香港と中国がそういうあり方を迎えられたらいいなっていう希望もあるのかな。

ウォンカーウァイとか、最近見た映画だいたい、知識無いと時の流れを遅く感じてしまう…現代史みたいなのちゃんと勉強しよ!


【メモ】

1997年7月1日 香港返還
2047年まで1国2制度

2014年 反中/反政府デモ
(催涙スプレー対策で「雨傘運動」とも)
2019年 逃亡者条例改正案で大規模デモ
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