このレビューはネタバレを含みます
「ブロンド」に続いて、同じマリリンモンローものということでこちらも鑑賞しました。こちらは打って変わってのドキュメンタリーです。さまざまな取材テープから彼女の死の真相に迫っていきますが、それは同時に本人の生き様も見えてくるようになっています。
まあ正直本当かどうかも分からないし、はっきりしたことはわからないのですが、いずれにしてもこの作品は実に興味深く、冷静に見ていくことができます。「ブロンド」も基本的には同じことを描いているのがよくわかりますが、こちらはもっと巨大なものにアプローチしており、なかなかの野心作とも言えるでしょう。
地味ではありますし、あくまでもドキュメンタリーですので、楽しいかどうかと言われると微妙ですが、ハリウッドの闇、ひいてはアメリカの闇(というか、ゲスな人間模様)に食い込んだ、興味深い映画です。マリリンモンローにちょっとでも興味があれば、おすすめですね。