のーん

シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけののーんのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

前作はみていなかったのですが、この一作でも楽しめました!

監督たちはジョークを交え、コメントしてくれていたのでそれも含めて舞台挨拶は楽しかったです。戦略として、初めにブリアナさんを持ってきて、エンディングにはビッケブランカさんと、遅れて座ることなく、そして、初めから終わりまで席を立たせないという話しも。
時間も限られていたので、ゆっくり聞くことはできなかったですが、もっと話しを聞いてみたいと思いました。

ちなみに、セドリック監督ご自身もシャイニーシュリンプスの水球チームに加入しているそうです。


そして、映画ですがオープニングで、見応え抜群‼︎

歌と衣装と演出と…ここのシーンを見逃すと本当にもったいない。ブリアナさんも冒頭部分なので開始時間厳守をお勧めします。
(そして、水球チームですが水球場面はあまりありません💦)


水球チームのシャイニーシュリンプス。
東京で開催されるゲイゲームズに向かうのですが、乗り継ぎ失敗。
そのため、ホテルで一夜を過ごすことになるのですが…

マッチングアプリを使いお相手を探す人やバーに繰り出す人、追いかけて行く人。彼女がいるのに言えず、嘘を上書きしていく人。恋愛禁止のチーム内で付き合っていて打ち明けたい人、秘密にしたい人…などなど様々な人間模様が描かれています。

大好きな仲間、家族だからこそ期待を裏切るのではないかとおそれ、話せないこと。嘘をついてしまうことが、どんどん明るみに…

チームの亀裂もあるが、次々起こるトラブルを乗り越えながら、また更に絆を深めていく。


ラストにはセリームという青年が自分自身を認め、そして舞台に立つ姿がみられ、そこに勇気づけられる青年達がいて、好きな終わり方でした。


エンディング曲になっているビッケさんのchanges。changeではなく、複数形。
一人が変わる、変えるのではなく、複数…みんなが色々なかたちで変わっていく、変えるべきものがあるという意味も込められているようなので、ぜひ歌詞もじっくり読んで欲しいです。



ストーリーの中には、LGBT以外にも、いろいろありパンセクシャルの子がてできたり。
同性婚を認めていたり、いなかったり。同性愛者はそれだけで害悪とみなされ、殺されてしまったり。
聖書の解釈の違いなど宗教や法律などの違いについても描かれており、考えさせられることも多々ありました。

自分が正しいとか正しくないとかじゃなく、比べて劣等感や優越感、嫌悪感など感じるでもなく、違いも認め合える。そんな世の中になって欲しいと感じました。
のーん

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