やかじょ

赤い糸 輪廻のひみつ/月老 また会う日までのやかじょのレビュー・感想・評価

4.0
クラファンして観た。
台湾映画を日本に持ち込んでもらってありがたい。ありがたいが、この邦題とポスターはどうなのか?
原題の月老ではダメなのは分かるし、観客の裾野を広げたいのも分かるけど、なんでこうなっちゃうんだろうか。日本の観客のレベルに合わせるとこうなるんだろうか。うむむ、という感じではある。

ギデンズ・コー、ヒット作『あの頃、君を追いかけた』は鑑賞してるものの、ホラーが苦手なのもあり、『怪怪怪怪物!』は未見。というわけで観るのは2作目。
主人公が雷に打たれて死後の世界から話は始まる。簡単に言うと徳が足りないので、そのまま転生するとカタツムリとかだが、縁結びの神、月老として人々を幸せにすれば徳を積み増せるので月老になる訓練をするが、というストーリー。
『僕と幽霊が家族になった件』もそうだが、台湾の死後の世界の設定が難しく最初はちょっとついていけなかった。前半はこれがギデンズ・コー節なのか、っていう下品なおバカさ加減なんだけど、油断してると後半めちゃめちゃ泣かされる。そして帰り道にはロマンチックな気持ちになってる。
もうちょっと下ネタが控えめなら誰にでも勧められる作品なんだけど。まぁその振り幅含めて魅力でもある。