やかじょさんの映画レビュー・感想・評価

やかじょ

やかじょ

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無名(2023年製作の映画)

4.0

開始して、そうだこれは中国の検閲を通った戦争映画だと身構えたけれど、そんなことが気にならなくなるくらい面白かった。前半は時系列をいじっているのと、日本軍・国民党・共産党に誰がどのように所属しているのか>>続きを読む

悪は存在しない(2023年製作の映画)

2.9

彼の映像の特徴だと思っている劇中劇的なものは今回は田舎の村民とそこにグランピング施設を作ろうとしている企業担当者の集会みたいなものだった。もはや最近は今回はなんだろうと思うし、これを見るのが楽しみにな>>続きを読む

愛なのに(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

最初ポスター見たとき、瀬戸君だと分からなくて、これが瀬戸君だと分かったときにはあのベビーフェイスにメガネとヒゲを備えると急に色気をまとった危険な男感が出るのかと私の中で警報が鳴り響いていた。周りにいた>>続きを読む

カレとカノジョの確率/一目で恋に落ちる確率(2023年製作の映画)

3.4

はい、なんだかんだ好きなやつです。
イギリスお得意の王道ラブストーリーって感じ。イギリス人ってめちゃくちゃ愛を信じているよね?って思う。旅先とかでの出会いって惹かれるけど、15組に1組が旅先で恋に落ち
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.7

前作よりずっと面白かった。前作は連作と知らずに観てたので、なんかやたら長いけど本当に終わるの?と思いながら観ていたら終わらないんかい!となっていた。今回は話も進んだし、次作も期待。3部作かな?俄然原作>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.7

日本人としてどう見たら良いのか分からなかった。アメリカはドイツに対抗するために巨額をかけて原爆作りに励んでいった。みんな誇りを持って取り組んでいた。一部の人は物理学の集大成が武器作りでは悲しいと言って>>続きを読む

MY LIFE IN THE BUSH OF GHOSTS(2022年製作の映画)

-

後輩の出演作ということで観に行った。

分からないまま終わって、でもその後監督と批評家の方のトークショーがあって良かった。分からないままで良いんだって分かったから。あと監督が元々筋道立てた作品作りが好
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.2

繁忙期の金曜の夜に駆け込んで、この映画観て、楽しすぎて、華金最高ー!と叫びたいほど、良い夜になった。

見始めて感じる違和感からスタートし、斜め上へ上へと行く展開。この監督は本当にやりたい放題やってい
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

2.8

村民の反対を押し切って、ゴミ処理場を作った村のその処理場で働く青年が主人公。母親がギャンブルにはまり借金を作って、その身代わりとして昼夜働く。死人のように生きる彼だが、ある日昔の同級生である女性が東京>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

なんとなくダリとかの絵画っぽい映像。現実に虚構が入り交じった世界。エマ・ストーンが今までとかなり違った役柄でチャレンジングだった。性の目覚めから成長すると、そんなことより学びが快楽になる。全ての女性よ>>続きを読む

さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

3.4

図書館で見つけて後輩に勧められていたけど、見損ねたのを思い出して借りてきた。

最初は最初は捨てられて集められた子供たちへの体罰がすごくてつらかった。

レスリー・チャンってブエノスアイレスで見た時は
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エタニティ 永遠の花たちへ(2016年製作の映画)

3.3

分かった。トラン・アン・ユン監督の映画は味わうものじゃなくて、愛でるものだ。いつも内容には?に思うことがあるのだが、そんなことは関係ないくらいこれでもかという美しい邸宅・庭・そして子供たち。命を繋いで>>続きを読む

サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

2.8

久しぶりのウディ・アレン映画ということで。私は彼の映画の中で『ミッド・ナイト・イン・パリ』が一等好きでそれに続くウディアレン映画を探しているんだけど、あれが傑作すぎて毎度肩を落とす。
今作はその映画に
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.8

2024年映画館初め。去年の東京国際映画祭から気になってて、すぐ上映終了しちゃうかなとも思ったけど、結構ロングランしてるので評判良いのかなぁと期待して観に行った。

トラン・アン・ユン監督の作品って、
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ミス・シャンプー(2023年製作の映画)

3.2

年始早々、台湾映画がNetflixのトップ10に入ってるなんて縁起がいいぞ、と思った。
前作『月老』がすごく良かったので、高い期待値で鑑賞。
相変わらず、下ネタコメディと感動話のミックスの匙加減はすご
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.8

都会をちょっと離れて、バカンスに来た家族。ピーチでゴロゴロしていたら、タンカーが砂浜に向かってくるところから始まる。次にネットが使えなくなる。真夜中に見知らぬ親子が訪ねてくる。

断片的に入ってくる不
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赤い糸 輪廻のひみつ/月老 また会う日まで(2021年製作の映画)

4.0

クラファンして観た。
台湾映画を日本に持ち込んでもらってありがたい。ありがたいが、この邦題とポスターはどうなのか?
原題の月老ではダメなのは分かるし、観客の裾野を広げたいのも分かるけど、なんでこうなっ
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

4.2

最近大概のディズニー作品観ると泣くんだが、これも例に漏れず。
第一次ディズニーブーム(幼少期)、第二次ディズニーブーム(中学生)を思い出し自分の人生もギュッと抱きしめたくなった。
過去に見た作品もまだ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

今年観た邦画の中で1番良かった。
これは邦画とは言えないか?
ただ観る前に予定した通り満腹で観たら序盤で眠くなってしまった。私に限って言えば、眠くなる映画が退屈とは限らない。(なんか偉そう)

独身の
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

4.0

ひたすら予告などで音楽を聞いていたので、やっと観たという感じだった。願う気持ちがいかに生きる気力かということを思い出させてくれるシンプルに良い映画だった。
福山雅治が福山雅治すぎてちょっと…だった。

きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)

4.0

ひっさしぶりに観た気がする王道ラブ・ストーリー。結局こういう映画はシンプルに毎度学びがあるし好き。

ドキュメンタリー女性映画監督が幼なじみのイスラム教徒の見合い結婚を撮る物語。見合い結婚というより(
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.2

ティモシー・シャラメが歌って踊る!?という感じで、キュートだったが、音楽はどうだろうか。なんとなく、レ・ミゼラブルの宿屋の歌(あれは売春宿だったか)みたいな雰囲気の歌があったな。街や百貨店はとにかく素>>続きを読む

お!バカんす家族(2015年製作の映画)

2.9

原題vacationだったから観ちゃったものの、この邦題だと知っていたら、絶対に手に取らなかった。でも見初めて主人公が『ハングオーバー』の人だと気づいてからはいはい、そういう感じねと観られた。

なん
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きみがぼくを見つけた日(2009年製作の映画)

3.4

本当に、微笑みかけてくるレイチェル・マクアダムスは魅力的!

自分の意思とは関係なくタイムトラベルしてしまう男の人が主人公なんだけど、服は持っていけなくて、トラベル先でまず服を探すところからスタートす
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メリダとおそろしの森(2012年製作の映画)

3.2

最近になって分かったけど、ディズニーとピクサーの映画の見分け方はミュージカルシーンがあるかないかなんじゃないか?

今回観て初めてメリダがピクサーだと知った。だから、他のプリンセスと雰囲気違うのか。
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トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

3.4

友達に誘われて観た。怖いらしい!という説明付きで。あんまり怖いのは見られない!と言ったら、そんなに怖くないよ、大丈夫だよ!と説得手法が変わった。
ドキュメンタリー風に作られたモキュメンタリーというのを
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私がやりました(2023年製作の映画)

4.0

いや〜、フランソワ・オゾンの作品で1番好きかも!
1930年代のパリ。街並みももちろんなんだけど、私が特に刺さったのは、普通のバケットサイズのサンドイッチを頬張りながら、映画館に女の子2人が行くシーン
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魔術(2023年製作の映画)

3.3

初めてのチリ映画。
東京国際映画祭にも久しぶりに参戦。ドイツ人入植者が羊が大量死したことを発端に現地の使用人を殺し、その娘がその地に伝わる魔術を頼り復讐と能力の開発をする話。あらすじの説明が下手くそな
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カーズ(2006年製作の映画)

3.4

ディズニー未履修&復習祭り。
カーズ自体がめっちゃ好きってわけじゃないけど、カリフォルニアのカーズランドはめっちゃ好き。というか、カーズそのまますぎてすごい。すごすぎてカーズのことが好きになる。
何も
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.5

ディズニー未履修・復習祭り。
アメリカでミラベル人気だった。ショーに出てくると娘達を上回る大きな声でお父さんがミラベルー!!と叫んでたのが印象的。

何がアメリカ人をそんなに惹きつけるんでしょうね。ミ
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.3

大学生の頃、可愛がってもらってた女性の先輩に勧められてた作品。10年以上経ってやって観ることが出来た。

ぶつかりおじさんに女の子達が復讐する映画。これを観てみんなでぶつかりおじさんに復讐をしよう!
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イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)

3.0

初めてのイエジー・スコリモフスキー。なんとなくヨーロッパの観るべき映画監督みたいなイメージなんだが合っているか?それは別のイエジーか?と思ったらこの監督俳優としてなんとアベンジャーズに出てるんだ。誰だ>>続きを読む

愛の神、エロス(2004年製作の映画)

2.8

ウォン・カーウァイ観たさに。テイスト的には花様年華に似ているが、やっぱり他の作品を観れば観るほど、『花様年華』の色気と清純さのバランス感がとても良い。
ただ長編は見てみたい。

他の作品も見たけれど、
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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

3.2

ザ・ヨーロッパって感じの映画。こういう映画って余裕がある時にしか観られないので、観られると嬉しい。よく分からない、ということが苦じゃない。

観ながら、そういえば、キリスト、とかラザロ、とかパウロ、と
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スティーヴとロブのグルメトリップ(2010年製作の映画)

3.3

歴史物のセリフで出発は必ず夜明けだなって順番にアレンジするシーンが面白かった。

映像で見てる分にはすごく好きだけど、このおじさんたちと一緒にご飯は食べたくないな笑
めちゃめちゃ面倒くさい。実際今回2
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