とある一軒家で祖母のコニーと静かに暮らす貝のマルセル。
そこに越してきた映像作家のディーンと交流する中で、離れ離れになった家族を見つけるため、YouTubeに動画をアップしてもらったところ、一躍全米の注目を集めることになり・・・。
実写とストップモーションを組み合わせたドキュメンタリー仕立て、所謂モキュメンタリーで構成されたA24配給作品。
内容は貝のマルセルの成長譚で、そこに真新しい何かがあるわけではないですが、喋る貝を普通に世間が受け入れている設定自体面白いし、ディーンが撮る映像の中で語るマルセルのキャラデザ、キャラ設定が絶妙で、またマルセルを演じるジェニー・スレイトの声とセリフが心地良いので、時折「フフッ」と笑いながら終始優しい気持ちで観ることになりました。
程良い余韻に浸れる作品だったと思います。
